大谷大学

柿崎 摩衣子

「知らない」という自分を、「知る」。
国際的視野を身につけるためには、
大切なこと。

POSCO JAPAN株式会社 勤務
国際文化学科 2011年3月卒業 
北海道・中標津高等学校出身

柿崎 摩衣子 Kakizaki Maiko

国や暮らしが違っても、
思考の背景を学ぶことの大切さ。

高校の修学旅行先は京都でした。日本の歴史を知るだけでなく、多くの外国人が訪れる京都は、外国文化を学びたいと思っていた私にとって、進学先として魅力的な都市でした。欧米文化に加えて、韓国に興味を持ったきっかけは、韓国ドラマで目にする文化や習慣。第2外国語として韓国語を学べる大学は多いのですが、大谷大学では語学だけでなく、その国の文化・歴史・生活などの背景を同時に研究できることを知り、入学を決めました。在学中は、コミュニケーションの手段としての語学を学びの中心に置くものの、人・歴史・文化・習慣・その国の人々の価値観なども同時に理解しながら学んでいました。
入学当初持っていた「小中高にはなかった教科(学問)への不安」もゼミを通じて楽しさに変わり、学び足りないと考えるほど充実。そのため卒業後は韓国の大学院へ進学し、近現代史研究を行いました。

知らずに語り、知らずに判断している
ということを知ることが大切。

現在は、帰国後に入社したPOSCO JAPAN(韓国を代表する鉄鋼メーカー)の日本法人に勤務。韓国人従業員はもちろん、多くの国と取引を行いながら、勤務しています。社内の韓国人の方は、隣国といえども、習慣や価値観などは違います。自分にとっての常識や考えが通用しない場面もあります。けれども、そんな時こそ相手方の国の文化や習慣から発生する考え方だと受け入れることで、お互いが理解し合えることにつながります。世界を学ぶとは、その国を知り、多様性を受け入れ、相手を尊重すること。自分の中の偏見を捨て、視野を広げるということだと思います。

韓国学大学院に留学中の柿崎さん

韓国学大学院に留学中の柿崎さん

事実はひとつであっても、視点や思考の背景が違うことで、
色んな考えが生まれてくると外国の歴史研究を通じて学べた。

近年は、さまざまな国、民族の方が観光目的だけでなく、就業のためにも来日されています。そんな今、大切なのは、日本人としてどのような意識で外国の方を受け入れ、関係を築いていくのかを考えておくこと。
今、世界中が、新型コロナウイルス感染症克服という課題に向き合っていますが、これからも世界各国との関わりは留まることなく発展していくでしょう。多様化していく中だからこそ、日本人の意識も変化させなければならないと思います。そのため大切なのは、相手を知り理解した上で、自らの主張ができること。
相手の思考の背景を知ることは難しいかもしれませんが、とても大切なことだと思います。言動の裏にある考えを知ることで互いの理解が深まります。大学で国際文化を学んだことは、こういった考えとして今、生かされています。