大谷大学

伊賀 彬子

世界を知れば、日本人である自分を、
もう一度見つめる機会になる。

京商 株式会社 勤務(2020年4月退社)
国際文化学科 2017年3月卒業 
石川県・鹿西高等学校出身

伊賀 彬子Iga Akiko

互いを尊重し、理解したい。
そう思う気持ちは世界共通。

国際都市でもある京都で学ぶことを前提に、国際的な視野で幅広く学べる国際文化学科への進学を決めました。高校時代からドイツに興味があり、英語圏にこだわらずに学びたかったこともあり、ドイツゼミを開講している大谷大学は魅力的でした。
大学では、GLOBAL SQUAREという語学学習支援室に所属。さまざまな視点で異文化に興味を持つ大谷大学の学生や、外国人留学生と共に交流イベントなどを通して活動していました。また、タンデムパートナーというスタイルで、日本を学ぶために留学滞在するドイツ人学生と、私のようにドイツのことを学びたい日本人学生がグループとなり、互いの国についての情報交換や勉強会を行うなど、留学の事前準備にも取り組んでいました。
※タンデムパートナー:国籍の異なる二人が、互いの母国語(もしくは準ずる言語)を双方で学び合う関係

世界から見た日本を知ることも大切。

タンデムパートナーの活動経験の中で私が関わったドイツからの留学生は、日本が大好きな学生ばかり。特に日本の仏教・文化・歴史を背景にした、日本人の生活習慣に興味を持つ人が多く、彼らが主に学ぼうとしていることは、「日本人特有の思想」でした。
日本を知るためには、日本で暮らし、日本人と話すことが大切だと思います。交流を重ねていると、日本人としては、当たり前すぎて気づかないことや、日本らしさを再確認することもできました。外国人の感性に触れ、交流する機会があったことは貴重な経験です。
卒業後に勤務した着物問屋の会社では、留学生との交流の中での経験や、改めて気づいた、日本の文化や歴史的背景が、仕事でも大いに生きていたと思います。

ドイツのフィリップス・マールブルク大学に留学中の伊賀さん

ドイツのフィリップス・マールブルク大学に留学中の伊賀さん

異文化を知れば、
新たな日本が見えてくる。

日本を見る・知る・感じたいと思う外国人は、今後益々増えていくと思います。勤務先で扱っていた「きもの」はまさに日本の文化そのものですし、「きもの」を通して、日本への興味を深め、楽しんでいただけることは本当に嬉しいことです。だからこそ、私たち日本人が文化や歴史を正しく伝え、理解していただく配慮を持つことは大きな責任だと感じます。
そのためには、外国の人が何を希望し、どんな思考なのかを理解することは重要だと思います。
相手の母国のことを知らないが故に起きてしまう偏見を持たないようにすることは大切なことです。日本人がこれから多くの国の方と関わる上で、意識すべきは異文化を理解するだけでなく、「日本人だからこそ、国際的視野で日本を理解し、正しく伝える」ことなのかもしれません。